SQL Server 2017のIntegration Services(SSIS)に、SQL Server Management Studio(v18.4)から接続できなかった話
SQL ServerにSSIS環境を構築してテストする必要があり、ローカル環境にSQL Server 2017のデータベースとIntegration Services(SSIS)、それからSQL Server Management Studio(SSMS)をインストールしてテストしていた時の話。めちゃめちゃニッチだが誰かの役に立つかもしれないのでメモとして残しておく。
Integration Servicesに接続できない
SQL ServerとSSMSのインストールは正常終了。だけど、以下のようなエラーが発生し接続できなかった。
バージョンを揃えたらエラー内容が変わった
こちらによると、
SQL Server Integration Services (SSIS) - SSMS バージョン 17.x 以降では、レガシ SQL Server Integration Services サービスへの接続はサポートされません。 以前のバージョンのレガシ Integration Services に接続するには、SQL Server のバージョンに対応する SSMS のバージョンを使用します。 たとえば、レガシ SQL Server 2016 Integration Services サービスに接続する場合は、SSMS 16.x を使用します。
SQL Serverの方と、SSMSの方のバージョンを合わせておく必要があることが分かった。 SQL Serverの方はバージョン2017なので、それに合わせて、SSMSもv17.9.1をインストール。 その後、v17.9.1のSSMSから接続を試みてみたら、エラーメッセージが変わった。おお、少し希望の光が見えてきた。
管理者権限で実行
こちらによると、管理者権限で実行してみるといいらしい。 ということで、管理者権限でSSMS自体を起動したらめでたく接続できました。良かったー。
それにしてもツールの上位互換を切り捨てているなんてMicrosoftさんらしくないな。最近はそうでもないのかな?分らんけど。
おわり。
参考
SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード - SQL Server | Microsoft Docs
ThunderbirdのProfilesをシンボリックリンクで別フォルダに指定
Thunderbirdの1アカウント、1プロファイルという設定ファイルで管理されているみたい。 各プロファイルはデフォルトで以下フォルダのProfilesフォルダに配置されている。 環境はWindows10です。
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles
Profilesフォルダの下には、各メールプロファイルのフォルダが入るようになっている。
ちょっとCドライブに置かれると容量の問題などで困るため、
Profilesフォルダごと実態をOneDrive管理のフォルダの方に作っておいて、
そちらにProfilesのシンボリックリンクを張ることにした。
(ちなみに、各Profileがどこにあるかは、上記Thunderbirdフォルダのprofiles.ini
にて管理されている。今回は内容は割愛)
シンボリック作成コマンド(PowerShell)は以下のような感じ(管理者で実行)
Windows PowerShell Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved. 新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6 PS C:\Windows\system32> cd C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Thunderbird PS C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Thunderbird> New-Item -Path . -Name Profiles -ItemType SymbolicLink -Value "<Path to OneDrive>\Profiles" ディレクトリ: C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Thunderbird Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- d----l 2019/12/01 14:36 Profiles PS C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Thunderbird>
できあがり
これでメールデータ自体はクラウドでもバックアップされるし将来の移行も簡単になる。
参考
Thunderbirdのメールやプロファイルの保存場所の変更方法
Windowsでもシンボリックリンクが使える話
(illust by いらすとや)
実は
WIndows7のころから、実はWindowsでもシンボリックリンクが使えるようになっていた。現場ではあまり実用されているところにお目にかかったことがないのだが、色んなフォルダから同じファイルをツツきたいなと思い、ふとWindowsでもそういえばシンボリックリンクが使えるんじゃなかったっけ?と思い出した次第。
MKLINKコマンド
早速ですが構文を示す。こちらを参考。
mklink [[/d] | [/h] | [/j]] <Link> <Target>
このメイクリンク(と読むのかな?)コマンドはシンボリックリンク
、ハードリンク
、あとジャンクション
が作成できる。ん?ジャンクションって何だ?詳しい説明は参考にしたサイトを見てほしい。簡単に言うと、シンボリックリンクと同じようなものだ。
ハードリンクはまぁちょっと考え方が違うので、また別の機会に記事にでもするとして、今回はシンボリックのお話。
ファイルのシンボリックリンク
mklink <シンボリックリンク名> <ファイルへのパス>
ファイルの場合はオプション要らない。
フォルダのシンボリックリンク
mklink /d <シンボリックリンク名> <ファイルへのパス>
ディレクトリの場合は/d
オプションを付ける。
なお、ファイルへのパスは相対参照でも絶対参照でもいけるみたい。
例 (Win10で試したところ)
以下は、現在のバージョンのJDKのフォルダを指すシンボリックリンクをC:\temp
に作成する例だ。C:\temp
に移動してから以下のようにする。
mklink /d java-currentver "C:\Program Files\Java\jdk-13.0.1"
なお、コマンドプロンプトは管理者権限で実行する必要がある。Win + R
でcmd
と打って、Ctrl + Shift + Enter
で管理者権限でコマンドプロンプトが立ち上がる。
出来上がったシンボリックリンクを見た目はショートカットと同じ
中に入ってみると、temp
の下にjava-currentver
があるように見える。
参考にしたサイト
IT用語斜め読み - サプスクリプション
(photo by Pixabay)
最近のIT用語検索トレンド
いつもお世話になってるいる IT用語辞典 e-Wordsさんの 2019年11月17日(日)のアクセスランキングを見てみると、
1位 JavaBeans 2位 インフラ 3位 サインイン 4位 ディスパッチ 5位 Web 6位 API 7位 Apache 8位 サブスクリプション 8位 ツール 10位 ステアリングコミッティ 10位 HD 10位 モダナイゼーション
となっていました。今回はこの中で気になった8位のサプスクリプション
についてです。
サプスクリプションって何?
最近お仕事でMicrosoft Officeが必要になったため、Office365 for Businessを購入しました。その際にもサプスクリプションという単語が出てきて良く分からないなぁと思っていました。
サブスクリプション 【subscription】 別名: サブスクライブsubscribe サブスクリプションとは、予約購読、購読料、会費、寄付(金)、出資(金)、応募、申込、加入、署名、承諾などの意味を持つ英単語。雑誌などの定期購読といった意味があり、ITの分野ではこの意味を元に、会員制のサービスへの加入や、定期的に利用権を更新するソフトウェアの販売方式などを指すことが多い。
なるほど、定期購読ね。製品を一括で購入するのではなく、月々など、定期的に支払いをすることで、そのソフトウェアの使用権を得る感じですね。Kindle Unlimitedとか、Apple Musicとかもこのスタイルですね。
今回のOffice365に関して言えば、常に更新が入って最新版のOffice環境が手に入り、月々1,000円程度といった感じです。買い切りよりも良いんじゃないかな?と個人的には思います。
ビジネスモデル
今後のアプリケーションのビジネスモデル的に見ても、このサプスクリプションの流れが主流になってきているのではないかな?思います。 今は誰でもがスマートフォンを持っ時代ですし、昔のように、固定端末で一度最初にインストールしたアプリをずっと固定で使い続けるという機会も減ってゆくと思います。 かわりにサプスクリプションで月額料料金を支払って、最新版アプリをどこの環境でも利用できる、そんな感じの世の中になってきていますね。
おわりに
私も、長らく使い続けてもらえるような素敵なアプリを作っていけたらなと思います。