No Programming, No Life

プログラミング関連の話題や雑記

開発者 or 利用者

今日、今仕事で参戦しているプロジェクトの会議で、マネージャとリーダが口論になっていた。
一体なにが論点だったかというと、新たに開発する機能が利用者にとってどんなメリットがあるかという部分である。
今回開発するのは、既存システムの稼働中システムへのリプレースだった。そのため、利用者からしてみれば新規機能というのは存在しないことになる。
開発者であるリーダは、「今回はリプレースなので新機能としてのメリットはありません」
と主張し、マネージャは
「稼働中システムとの統合により、作業効率向上などのメリットがある」
と主張する。

一般に、システム開発は何らかのメリットがあるから行われれのであって、利用者は意味のないシステムに開発費を投じたりはしない。
さっきのお互いの主張は、開発者の視点と利用者の視点からの意見である。
開発者は「機能・技術」にばかり目が行き、利用者は「効果」を指標とし、そのなかで利用されている技術には興味がないものである。

SEとして働くには、この二つの視点を持ち、お互いの立場になって開発なり折衝なりを行う必要がある。