10分で理解する午後試験のワンポイントアドバイス
集中ゼミシリーズより。
午後試験の問題を解く上でのワンポイントアドバイスをまとめてみました。
出題者・採点官の立場から試験問題を捉えているところが面白い。
- 設問文の条件に反していたら、どんなに論理的で素晴らしい答案でも得点は得られない。
- 情報処理試験においては、50%の期待正答率は決して割りのいいギャンブルではない。
- 昼食後の午後Iであっても、どんなに睡魔が前頭葉を蹴飛ばしても、よく考えれば期待正答率はもっと高まる。
- 「特別扱い」は情報処理試験では、出題ポイント!現実の業務では、軋轢のポイント!
- 「ただし」に続く文章や、注は要注意。
- 正答の可能性を限定する記述には気を付ける。
- 解答条件は、採点官の娯楽の一つです。
- 修学旅行の最後の最後に家の玄関で転ぶような真似は、控えましょう。
- DomainKeys, Sender Policy Frameworkは、将来の問題候補だ!
- 正答を導くための情報は、問題文の中から見つけるのが基本。
- それが見つけられなかったとき「だけ」一般論で正答を考えてみる。
- 難易度は、一般論で書かされるほうが(知識が必要なことと、想定される正答の幅が大きいため)高くなる。
- 解答には、適切なキーワードを盛り込むことが必要条件。
- でも、キーワードさえぶち込んでおけばいいというわけでもない。
- 「誰が」「何を」「いつ」といった、文章を成立させる情報を性格に記述しよう。
- 普段あまり使っていないような技術が登場した場合は、日常生活の物事に置き換えて考えてみる。
- つなわたりな感覚を楽しむのはやみつきになるが、試験場以外でやろう。
- 解答はリクルートスーツのように無難にまとめるのが吉。
- 解答ができたら、「設問にちゃんと答えているか」を確認しよう!
- 「空はなんで青いんですか?」「それは空だからだよ」的な答えになっていないかチェック!
- 本試験中は、雑念を抑制しよう。
- 問題の突っ込みどころや、もっと深く追求したいところを見つけても無視。
- 設問文もちゃんと読む。
- 自分で作問しない。
- 出題者が求めている解答を作らないと点はもらえない。
- 情報処理技術者試験で一番必要なのは、出題者の意図を読み取る技術。
- どんな解答を求めているかは、制限字数によって推察することができる。
- 余計な情報は処理に時間がかかり、結果としてただでさえ少ない午後Iの解答時間を根こそぎ奪っていく。
- 余計な情報は判断力を鈍らせることがある。
- 余計な情報は無視しよう。
- 情報処理試験で「盗聴」ときたら、対策は必ず「暗号」だ!これはもうパブロフの犬的条件反射でいく!
- 答えが問題文に書いてあることも多い。「知らない」からと言って、諦めないこと。
- 午前問題向けの作問要素、午後問題向けの作問要素という分類はやっぱりある。
- 午前、午後では問われ方が違うので、分けて覚えた方が効率的な場合もあるが、知識の相互参照はできるようにしよう。
- 特に用語の「逆引き」をできるようにしておくのは重要。正引きな知識 用語⇒説明ができる。逆引きな知識 説明⇒用語が思い浮かぶ。
- 情報処理試験は、出題者が構築した箱庭の中で遊ぶゲームだ。
- 現実世界の常識は、必ずしも箱庭の中の常識ではない。
- 技術知識だけでなく、読解力や注意力も試されている。
- なぜ、情報処理技術者試験で読解力が!? と思うなかれ。業務でも重要な能力。
- 一般論としてどんなにいい解答でも、設問条件からはみ出ていると容赦なく×。
- 解答の可能性は無限にあるが、問題文が議論している論点を中心に考慮する。
- 一般的な用語が考えられるところでも、問題文で提示されている言葉があれば、そちらを優先しよう。
- 「とんがった用語を絡めて、なんとなく難しそうな雰囲気を醸し出しつつ、実は基礎知識の問題でした」というツンデレ問題は意外と多い。
- 初見であきらめない。
- 同じ設問において、同じ事項は二度と問われない。
参照
引用させていただいた書籍
1週間で分かる情報セキュリティスペシャリスト集中ゼミ 午後編〈2009年版〉
- 作者: 岡嶋裕史
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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